「植物を育てるためにはたくさんの愛情と手間が注がれるけど、 いつかは綺麗な実を結びます。

 皆さんの人生も一緒です。 これからつらいこともいっぱいあるでしょう。 

しかし、大変なことがあっても皆さんの人生を大切に育ててあげてください。 いつか必ず綺麗な実を結ぶ日が来ます。」 

私の小学校には畑があって作物を育てる授業を毎年行っていた。 春に種を蒔いて、毎週水をやり、時々植物の絵を描きながら秋が来ることを待った。 そして、みんなで作物を収穫し、給食でそれを食べた。 冬には友達と凍っている池でスケートをした。 都市出身の私にこのような経験ができたのは幸運だったと思う。 そして、あの時の先生の言葉は今でも私を支えてくれている。 

学歴社会の今は、小学生でも夜まで習い事をする時代である。私もとても小さい頃から夜 まで習い事をし、目的もやりがいもなく勉強していた。しかし、畑に出会ってからは少し 元気になって、「いつかは私も実を結ぶから！」と思いながら勉強するようになった。私 はこの作品で、私が小さい頃経験したことを伝え、今の子供たちに自分の中の畑を大切に 育ててほしいという気持ちを込めた。